Vol.48 曲目紹介

 

Tea For Two 作詞:アーヴィング・シーザー 作曲:ヴィンセント・ユーマンス

 アーヴィング・シーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンス作曲による1924年の作品。翌年のミュージカル『ノー・ノー・ナネット』の挿入歌として使われた。その後ミュージカルが映画化されるときに『ティー・フォー・トゥー』と改題されたのはこの曲がヒットしたからだろう。歌詞の内容は“ぼくのひざの上に載った君を想像してくれ。2人きりでお茶を飲む。他には友達も親戚もいない。電話があることも知らせない。夜が明けて目を覚ますと、君はシュガーケーキを焼き始める。僕はそれを持って皆に自慢する。一緒に家庭を作ろう。君には男の子、ぼくには女の子。どんなに幸せかわかるかい?”というなんともロマンティックでプロポーズの歌でスローからアップまでさまざまに演奏される。

 

Cocktails For Two 作詞:アーサー・ジョンストン 作曲:サム・コズロウ

 この曲はジョンストン作詞、コズロウ作曲で1934年のパラマウント映画「Murder at the Vanities」に挿入された。映画はミュージカルとコメディとミステリーのミックスでヴァラエティ誌は長いが退屈しないと評し、ニューヨークタイムズは豪華なステイジング、粋なメロディの数々、魅力的な女性たちなどどれも自慢していいとほめている。1947年「Ladies’ Man」にもこの曲は使用されている。

 

Love Letters 作詞:エドワード・ヘイマン 作曲:ヴィクター・ヤング

 作詞:エドワード・ヘイマン、作曲:ヴィクター・ヤングによる1945年の作品。同年の同名映画の主題歌として書かれた。主演はジェニファー・ジョーンズとジョセフ・コットン。この曲は映画公開時はヒットせず、1962年にケティ・レスターが歌ってヒットした。もともとジャズというよりもロック・バラード調の曲だがジャズ系の歌手も取り上げるようになってきた。歌詞は“僕の心を綴ったラブ・レターが、僕たちの気持ちを近づけてくれる。君が手紙に書いてくれた愛があるので、僕は夜になってもさびしくないさ”という内容。やはり愛する人から届いた肉筆の手紙に愛情とぬくもりを感じます。

 

LーOーVーE 作曲:ベルト・ケムプフェルト

ドイツの作曲家 ベルト・ケムプフェルトが1964年に発表したインスト曲がオリジナルで、1965年に ナット・キング・コール が歌い大ヒット。それ以降、スタンダード曲として数々のアーティストにカバーされています。ナット・キング・コールの生前、最後のヒット曲であり彼の代表曲とも言える曲。この曲を収録した直後に入院、そして帰らぬ人となりました・・・。収録している当時から既に末期癌だったナット・キング・コールはこの曲をたくさんの国の人々に届けたい想いで多くの言語でのバージョンを残しているのですが、なんとその中に日本語もあるのです!たった2回程度しか訪れていない日本のファンのために満身創痍の中、歌ってくれたこと考えると感慨深いです。